北陸地方に集中豪雨
”時により過ぐれば民の嘆きなり八大竜王雨やめ給へ”
高校の古典の授業で、こんな歌を習った様な気がします。意味は、(恵みの雨も、時によって降りすぎると民の嘆きになります。八大竜王よどうか雨をやめてください。)長雨に困窮する民衆のために、源 実朝が名ばかりの将軍とは言え、為政者としての責任を果たすためにただ一心に念じた和歌であります。
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現在、北陸地方には梅雨前線がすっぽりと覆いかぶさり、集中豪雨にて各地に多大な被害を及ぼしております。
雨と言えば、”雨降って地固まる”ということわざがあります。ご存知の通り、わるいことがあったあとに、かえって前よりも いい状態になるという意味です。雨が降ったあとはぬかるんでいた土地でも、かえってしっかりかたくなることに由来しております。
今回の様な豪雨は、恵みの雨ではなく、度を過ぎた雨ということになります。雨と同様、人の感情を逆なでする様な過激な言動は、築き上げた土台を崩しかねません。節度ある行動をしたいものです.....。