今年の漢字一字は「北」
2017年の世相を表す「今年の漢字」は、「北」に決定しました。恒例に従い、清水寺森清範貫主が特大サイズの和紙に大筆で一字をしたためました。北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨、北海道産のじゃがいもの不作、北海道日本ハムの大谷翔平選手や清宮幸太郎選手、競馬キタサンブラックなどが選ばれた理由として挙げられたようです。
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本日の北陸地方は、「北風」吹き荒れる悪天候!北風といえば、北風小僧の寒太郎の歌が思い出されます。<北風小僧の寒太郎 今年も町までやってきた ヒューン ヒューン ヒュルルンルンルンルン 冬でござんす ヒュルルルルルルン 北風小僧の寒太郎 口笛吹き吹き一人旅 ヒューン ヒューン ヒュルルンルンルンルン 寒うござんす ヒュルルルルルルン 北風小僧の寒太郎 電信柱も泣いている ヒューン ヒューン ヒュルルンルンルンルン 雪でござんす ヒュルルルルルルン>
北風といえば、もう一つ「北風と太陽」のイソップ寓話が思い出されます。あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、どちらが旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。これで、勝負は太陽の勝ちとなった。
先の清水寺森清範貫主によれば、「北は2人が背を向けている形の字」らしい。今年の漢字「北」は当然のことながら、北朝鮮の脅威に由来することは間違いないことだろう!トランプと金正恩が背を向けいるのでなく、「北風」ならぬ「太陽」の精神をもって、金正恩の核のコートを脱がせることのできる政治家の出現を切望したいものです....。