羽生くんが勝って、羽生さんが負けた
平昌五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦が金メダルを獲得し、66年ぶりとなる五輪連覇という快挙を成し遂げた。将棋界では羽生善治竜王が新進気鋭の藤井聡太五段に朝日杯で敗れ、「羽生が勝って、羽生が負けた」とネットで話題になっている。EndFragment
まず、将棋で藤井五段が羽生竜王を破る快挙のニュースが広まった。その後にフィギュアスケートの演技が行われ、羽生が鬼気迫る内容で金メダルを獲得。五輪連覇が伝えられた。多くのネットユーザーの間では、その後には「羽生くんが勝って、羽生さんが負けた」と表現された。EndFragment
さて、羽生(はにゅう)と羽生(はぶ)姓の違いは?羽生選手の出身は宮城県。宮城県の登米市は、羽生選手が幼いころに死去した祖父の出身地で、一説には、ここの羽生(はにゅう)地区は、朝廷に羽毛を献上した地と言われており、羽を生むと書いて、羽生(はにゅう)という地名になったということです。一方、羽生棋士の父親は鹿児島県種子島の出身です。菅原道真公が太宰府に左遷される際、嵐で船が転覆の危機に遭い、それを乗り越え漂着した場所の名前が羽生の浦だったそうです。その事をきっかけに道真の一族の一人が羽生(はぶ)を名乗り、九州で羽生(はぶ)の姓が誕生したらしい。
羽生(はにゅう)と羽生(はぶ)姓の割合を調べると、羽生(はにゅう)85%、羽生(はぶ)15%と「はにゅう」姓の方が圧倒的に多かったということです。こちらもやはり、「羽生(はにゅう)くんが勝って、羽生(はぶ)さんが負けた」様だ。
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