ラフランスと柿
外来、往診を問わず患者さんから果物のおそそわけを頂くことがあります。先日、外来患者さんからラフランス、往診先の奥様から柿を頂きました。
俳句では、「梨」 は 秋の季語です。「梨」の中に、傍題が幾つか在ります。「洋梨」もその一つです。「ラフランス」 は「洋梨」の中に含まれますが、現在では、ラフランス でも充分理解されますので、新しい歳時記には掲載されています。 また、秋の季語の代表格といえば、「柿」です。甘柿と渋柿があり、甘柿では富有・次郎がよく知られています。渋柿は焼酎などで渋を抜いたり、干し柿に加工したりします。最近、寒村では空き家も多く、庭先の柿の実を捥ぐ人もいないとか?
昨日、現代俳句協会青年部の勉強会の出張企画【金沢ゼロ句会】が、近江町交流プラザで開催されました。仕事帰りにちょっとオブザーバーとして参加しました。投句一覧に目を通し、「ラフランス」と「柿」の句がないかと探してみますと、「なだらかな肌をむくかなラフランス」(1点句)・「軒下の虫食いの跡吊るし柿」・「疑問符の顔して卓にラ・フランス」(3点句)の3句が見つかりました。ちなみに、小生の投句「着ぶくれてZENZAI食す瞳(め)の青き」・「異国語で値切るズワイや冬日向」は共にわずかに1点句でありました....。