現代俳句協会
今週の日曜日、石川県現代俳句協会の定期総会が開催されました。当日は事前投句60句による句会も行われました(各自2句提出)。最近は、テレビのプレバト人気で若干会員が増えているそうです。小生もその口であります。
現代俳句協会は、以前現代俳句協会賞の選考をめぐって団体内の対立が激化し、当時幹事長だった中村草田男を中心にしたグループが「有季定型」を掲げて俳人協会を設立しました。協会は存亡の危機を向かえましたが、現在は全国的な俳人組織となっています。現代俳句協会は、自由な句形式を許容しており、また結社ではなく個人ベースでの入会ができます。
そういった歴史も知らず、誘われるままに1年半前に現代俳句協会の門を叩くこととあいなりました。総会での参加者は県内でもそうそうたるメンバーで閉会後の記念写真では、小生も末席に座わらせて頂きました。
当日句会の高点句は、「三000歩超えるあたりの犬ふぐり」(6点句)、「すぐ閉じる蛤それも平和です」(5点句)、「ほうと開け埴輪の口や鳥帰る」(5点句)、「ラガー等のスクラム陽射し傾きぬ」(4点句)、「一滴の光が序奏雪解村」(4点句)でした。ちなみに小生の句「百までも生ける顔あり涅槃雪」(3点句)、「音も無き交響曲や寒昴」(2点句)は会長、副会長に評価して頂きました。これだけでも、参加してよかったかなと思い家路につきました。