Fukushima50
Fukushima50の映画が現在公開されている。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で、奮闘し続けた人々の知られざる姿を描いたヒューマンドラマだ。
3・11のこの時期に向けての公開だろうが、この映画が扱うのは戦争である。倒すべき相手は「どこかの国」でもテロ組織でもなく、暴走している原発だ。
そして、この映画での悪役は、自分は安全なところにいて、無理なことばかり言う東電本店の役員たちであり、分かりもしないのに口を出してくる首相官邸なのだ。「総理」は混乱の元凶のように、描かれている。
実は、今日はこの映画を見に出掛けようと計画していたのだが、御存知の通り映画館は密閉空間であり、このご時世ではどうしても足が遠のく。テレビを見て過ごすことにしたが、競馬も大相撲も無観客。毎日くるのは催し物の中止と延期の連絡ばかりで、ある意味今は新型コロナとの戦争状態にある。映画の元総理のように、現総理が混乱の元凶にならないように願いたいものだ.....。